2012.06.29 Friday
「ラ・コシーナ」で飲んで食べてチキン持ち帰り
これ、東京・八幡山にある「ラ・コシーナ(La Cocina)」のカウンターでいただいたものです。タコのガリシア風とピコスというミニ乾パン。ワインをお願いしたら、さっと皿に盛って出してくれました。どちらもお店で売っている商品です。
「ラ・コシーナ」は、かつて白金台にあったスペイン料理レストラン「サバドサバデテ」(2010年末閉店)のベニートさんがやっているデリカテッセン。お店のカウンターでも軽く立ち飲みできるというので、バルセロナ好き3人でお伺いしました。
さくっと飲んで帰るつもりが、なんと3時間あまり。いや〜楽しかった! バル使いもできる「ラ・コシーナ」、ご紹介しますね。
懐かしき「サバドサバデテ」の料理とインテリア
場所は京王線・八幡山駅から歩いて3分程度の甲州街道沿いにあります。
スペインとカタルーニャとバルサの旗が目印です。店頭にはバルサのワインも飾ってあって、バルサファンとしては嬉しい限り。
「こんにちは〜!」
扉を開けて中に入るとベニートさんがニコニコと出迎えてくれました。真正面のカウンターには壺やらお酒やら、奧にはチキンロースター。
お店に入って右側のショーケースには、タパスが並びます。ピストにイワシの酢漬けに、マッシュルームのセゴビア風、エスカベッチェもある〜。おなじみスペイン風オムレツは、ほうれん草とじゃがいもの2種類。
もちろんパエリャもありました。1人前1,000円。けっこうたっぷりです。あらかじめ食べたいパエリャをリクエストしておくと、作ってくれるみたいですよ。たとえばイカ墨パエリャが食べたければ、「明日、夕方2人前買いに行くから作っておいて」なんて。
ワインのおつまみに欠かせないオリーブやチーズ、ハモン・セラーノも切り売りしてくれます。
店内には、ものすごく大きなパエリャ鍋がかざってあって、懐かしい「サバドサバデテ」の看板もぶらさがっていました。ご要望があれば、出張料理もOKだそうです。こんな大きなパエリャ鍋での出店があったら盛り上がるでしょうね。
あと、今はワインクーラーとして使ってる昔懐かし冷蔵庫があったり
サバドサバデテで大活躍だったポロンも飾ってありました。
他にもお皿やカゴ等がディスプレイされていましたが、カガネー人形は見当たりませんでした。残念。あのコレクションは素晴らしかったのになあ。
タパスをつまみながらカウンターで一杯
お店に入って左側、ポロンが飾ってある棚の下は、カウンターになっていて、立ち飲みができます。椅子も2〜3脚なら用意してくれます。
では、軽く赤ワインと行きましょうか。
で、出てきたのが冒頭の、たこのガリシア風。ゆでたじゃがいもの上に、瓶詰めのタコのガリシア風をのせたものです。スペインの缶詰めや瓶詰めは、もうそれだけでおつまみになってしまいますからね。パプリカがきいててスペインの味だ〜!
パンコントマテ。うまい!
じゃがいものトルティージャ。
クロケッタ。
クロケッタは鶏肉としいたけの2種類を出してくれたのですが、しいたけが絶品。牛乳の入っていないブイヨン仕立てなのですが、生ハムの骨からとっただしがきいてて、ほんとおいしい。(ちょっと焦げてるのは、温め直してくれたからです)
タパスをつまみながら、ベニートさんとのおしゃべりも弾み(ジュエリーデザイナーとして活躍されてたときのお話が興味深かった)、その間にも、チキンの予約やお総菜を求めてのお客さんがいらっしゃって、そのお客様ともお喋りしたりして…。
ローストチキンを持ち帰り。スペイン食材も。
暗くなると、入り口がライトが点いてぐっと華やかになります。きれいですね〜。
あんまり長居をしてもいけないかと、チキンのテイクアウトをお願いしましたら、これから焼くので、1時間半ぐらいはかかりますと。
うわっ、来てすぐに注文しておけばよかったよお。
でも、飲みながら待てばいいか(笑)
ってことで、先に注文してた方のチキンと、あわててお願いした私たちのチキンの2羽のみが、ロースターの中で焼かれているところです。
20羽ぐらいいっぺんに焼けるロースターなのにね。もったいない。しかし、一度に多くの鶏を焼くことになったら、きっと店内は熱気むんむんで暑いんじゃないかな。あ、エアコンがあるか。
ま、なんにしてもローストチキンは予約して取りに行くに限ります。
というわけで、チキンが焼き上がるのを待ちながら、さらにワインをいただき、ワインやオリーブ、ピコスなどのスペイン食材を購入して帰ったのでした。ごちそうさまでした。
買って帰ったローストチキンは、1/2羽1,200円。
(2人分ぐらい)
食べやすいように2つにカットされていました。アルミホイルでしっかり封がしてあるので、匂いも洩れず、保温もばっちり。おうちまで1時間半ほどでしたが、帰ってから開いたときも温かさは残っていました。
かぶりつくと、
ん〜、皮パリパリで身はジューシー!
こてこての濃い味付けではなくて、塩・ハーブとも穏やかで自然な味付けです。きっと焼きたてはもっと美味しいんだろうなあ。お好みでマスタードやレモン塩などつけても良さそう。
パエリャと共に、週末のおうち飲みにはうってつけ。ちなみに、1羽2,000円、1/4羽(ポテト付き)700円です。
なーんて、なんだかラ・コシーナのまわしもんみたいですが、それだけ惚れちゃったんですよね。ベニートさんのお人柄とローストチキンに。
ベニートさんとのおしゃべりも楽しい「ラ・コシーナ」。バルとしても使えるので、アート好きな方、バルサファンの方も一度足を運んでみてくださいね。
【お店情報】
・食べログ「ラ・コシーナ」ページ
【関連記事】
・「サバドサバデテ」グルメレポート(2010)
・「サバドサバデテ」とカガネー(2008)
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